Gesanmedo ――Tibetan Highlands Elementary School Construction Fund NPO

 

・プミ(普米)族 ・

 プミ族は、総人口が2万9721人(1990年)で、雲南省西北部を貫流する金沙江や瀾滄江が形成した海抜高度2000〜3000メートルの高山峡谷地帯に集中して居住する。このうち怒江リス族自治州の蘭坪ぺー族プミ族自治県に約43パーセント、麗江地区の寧藻イ族自治県と麗江ナシ族自治県に約四五パーセントが暮らしている。言語は南と北の二方言に大別され、プミ族固有の文字はない。自称はプミで、1960年に民族名称をプミとする1つの民族として認められた。伝説によれは、先祖はかつて中国西北部に居住した古代の羌の子孫で、7世紀頃までに横断山脈沿いに南下して、一部は13世紀にモンゴル軍に従って雲南省に進出した。プミ語北部方言を使用する四川省木里県や、九龍県の約3万人のチベット族とともに、元王朝時代以来、西蕃と呼ばれた。すなわち、漢族はプミ族を四川省に居住するチャン族やチベット族と同族であると認め、このように呼んでいた。明王朝時代以降はナシ族土司の下に家内隷属して暮らしており、土司の奴隷とされた者もいた。そのため、衣食住ともプミ族独自のものといえるものは非常に少ない。

 生業は山間部での農業が主体で、そこではチンクームギやトウモロコシを栽培し、ヤギなどの家畜を飼育して自給的な暮らしを営む。発酵酒スリマやブタの燻製肉(琵琶肉)をたいへん好む。プミ族は、バンキあるいはシビと称する宗教職能者を擁し、自然界の諸霊を信じている、祭山会リゼクが7月15日、転出節が春節の1、15日に全村をあげて行われる。独自の28宿に基づく暦によって12月7日を新年ラシとし、競馬や射的、対歌(歌垣)などを行う習慣がある。〔松岡〕

撮影:烏里 烏沙


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――――BBC世界の屋根探険会 烏里 烏沙 制作・2003年3月8日――――